面接の日がやって来ました。
期待を抱きつつもなんの努力もしてこなかった。
その事を一番自分が理解していました。
「今を戦わないものに、次や未来を語る資格はない。」
イタリアのサッカー選手、ロベルト・バッジョの言葉です。
まさにその通りなんです。
逃げれるもんなら逃げたい。
でも、とりあえずその日が来たので面接を受けないと。
求人先企業に指定された時間が夕方でした。
後から考えれば、その日仕事を休めば良かったんですが、午後半休を取得する事にしました。
朝起きていつも通りだらしくない過ごしてたら遅刻しそうになったので慌てて自宅を出る事に。
髭剃ってない事に自宅を出た後に気付いた次第です。
午後過ぎまで仕事しましたが、気が気でなくこんな事なら休めば良かったと思いました。
前職の職場から非常に近い場所に求人企業の本社がありました。
と言うか以前普通に行ったことのあるビルでした。
ビルのほとんどのフロアが求人企業関連の会社。
立派なもんです。
会場に行ったらまさに企業の受付けって感じの受付けに行き、面接の旨申し述べました。
控室に案内され待機。
なんとも言えない緊張感がありました。
ここで何か書類でも読んだりして本気度を示すべきなんでしょうが、今更感が強く特に何もせず待ってました。
程なくして呼ばれます。
面接は最初に専門面接でした。
採用する現場の責任者と、その上司の2人が面接官でした。
あんまり良く覚えてませんが、趣味を聞かれてプロレスと応えたのは忘れません。
面接官の1人もプロレス好きで、数日前も後楽園ホールに行ったって話を聞かされました。
専門性とは何ら関係ありませんが、プロレスの話で盛り上がったのがやたら印象的でした。
続いて人事面接でした。
いかにも出来るよって感じのサラリーマン君1人が面接官。
なんかこいつに色々聞かれてるのがいけ好かなかった記憶があります。
話も何か噛み合わないなと言う雰囲気のまま終わりました。
おまけに自分髭剃ってないし、こういうの絶対アウトなんだろうなと思ってました。
もうこの辺りでぐったりだったのですが、更に筆記試験。
ひたすら隣の数字を足し算するってやつでした。
この手の単純計算問題はかなり得意な方でして、小学生の時には担任の先生に驚かれるくらい計算が早かったのです。
しかし、疲れと、こんなくだらん単純作業を延々とやらされることに早く終わってくれ〜と心で願っていました。
40分程計算し続けてフィニッシュ。
筆記試験終了でその日の試験は終了。
まあ、何ら対策を立てずに臨んだ割には何となくやれたし、プロレスの話で盛り上がったので、もしかしたら2次試験呼ばれるかなと淡すぎる期待を抱きながら帰宅しました。