過去の自分を思い出しました

昨夜レバ刺し食べたお店は外国人のスタッフ(以下スタッフさん)とボスっぽい板前さん(以下ボス)の2人体制。
しかし、スタッフさんがあまり機能していないよう。
言葉も片言で意思疎通が難しいし、お店のオペレーションにも慣れてなさそう。
実際ミスも多く、僕の注文した物もかなり時間が経ってから出てきて。
おまけに出てきたのも間違えたもので。
なもんでスタッフさんは厨房でボスに厳しく叱られる。

まあ、以前の自分ならイラッとしてたと思います。
でも、昨日は余裕もあったのか、温かい目で見てました。
だって普通に考えてですよ、異国の地で、ましてや言葉もよくわからず、
勝手もわからないオペレーションやるって凄いことだと思うんです。

接する際の態度は真面目な印象を受けたし、何とかしようとしてるのは充分に感じれたんです。
おそらくですよ、たまたま環境的な条件が合わなかっただけで、評価が低くなってるだけなんではないかと。
不遇な状況に見を置き、本来持ってる才能も上手く活かされてない可能性も多々あると思うんです。
単に時間さえかけて言葉やオペレーションに慣れれば、優秀な人材になり得るかもしれないんです(もちろんビジネスである以上、時間をどこまでかけることが出来るかは業務形態に応じて様々であると思います)。

それこそ、研究者辞めて、専門性も業種も異なる現在の仕事に転職したての頃の自分なんて同じような状況だったなと思ったんです。
今でこそ自信も持って仕事してますし、自分で言うのもなんですが結構できる部類だと思います。
でも、当時は、褒められることなんてなく、まずい点ばかり指摘され、散々厳しい言葉で叱責されましたよ。
なもんで、スタッフさんを見てて、過去の自分を思い出しました。

で、自分は、そういう人にこそ励みになる言葉を掛けたいなと思ったんです。
そして、少しでも今いるところで頑張ってみる心の支えとなるような言葉を掛けることができればと。
事実、自分も過去の辛かった時に声を掛けてくれた方も僅かながらいたわけで。
その方の言葉が支えになったなという思いがあるんです。

とは言え結局のところ会計時に
ボスに、「彼、真面目にやってるんでちゃんとみてあげてくださいね」、
スタッフさんに「頑張ってね、また来るよ」
くらいしか言えなかったんですが。

次行った時、スタッフさんいるかな?
確認のためにレバ刺しをまた食べに行かないといけなくなってしまったではありませんか。

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